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試合日程・結果

試合結果
2019年度(令和元年度)関東大学テニスリーグ 男子(第1部)第3戦 対慶應義塾大学
2019年9月8日(日) @中大コート

第3戦 (9月8-9日) ×法政大学 4-5 慶應義塾大学 


選手名スコア対戦相手
D1◯楠原(4年)・岡垣(3年)
6-4 7-5
福田・今村
D2×鈴木(4年)・柚木(3年)
4-6 6-3 6-7(4)
羽澤・川島
D3◯藤井(4年)・賀川(3年)
6-3 6-2
小清水・佐々木
S1×岡垣(3年)
3-6 5-7
今村
S2×鈴木(4年)
2-6 3-6
羽澤
S3◯賀川(3年)
6-2 6-2

S4×藪(4年)
2-6 3-6
甲斐
S5×中川(2年)
6-2 5-7 4-6
福田
S6◯楠原(4年)
7-6(8) 6-1
伊藤


◇戦評(「スポーツ法政」記事より)  

<ダブルス>

 D3では藤井俊吾(社4)・賀川稜太(社3)組が登場。小清水・佐々木組との一戦は第1セット第4ゲームで藤井のフォアハンドが決まりブレイクに成功。次のゲームでブレイクバックのピンチを迎えるもなんとか乗り切り、そのまま第1セットを奪う。第2セットも互いの息のあったプレーで試合の主導権を握る。第1ゲームでブレイクに成功するとその後は一度もサービスゲームを失うことなくこのセットも奪い、トータル2-0で法大に貴重な1勝をもたらした。

 楠原悠介(経4)・岡垣光祐(経3)組は福田真大・今村昌倫組と対戦した。第1セット第3ゲームにブレイクを許すものの、すぐに次のゲームで取り返し、両ペアとも一歩も引かない白熱した試合を展開する。その後は互いにファーストサーブを確実に決めていき、流れを渡さずキープを続ける。均衡が崩れたのは第10ゲーム。最後は岡垣がコート左端へ針の穴を通すような絶妙なショットを放ち、ブレイクに成功。第1セットを獲得した。続く第2セット。狭いコースを狙った正確なショットや、相手の意表をつくロブなどで相手を翻弄する楠原・岡垣組。対する福田・今村組も負けじと好プレーを披露し、第1セット同様にきっ抗した展開が続く。第9ゲームには、このセット2度目のブレイクを許すが、次のゲームでブレイクバックに成功すると、そこから勢いに乗って3ゲームを連取し、第2セットも獲得。白熱したシーソーゲームをストレートで制し、強敵相手に大きな勝利を手にした。

 D2に登場したのは、この試合がリーグ戦初出場となった鈴木保貴(スポ4)・柚木武(スポ3)組。第1セットでは第3ゲームにブレイクを奪われる。第8ゲームでブレイクを奪い返すも、次のゲームですぐさまブレイクバックされ、4-6でセットを落としてしまう。第2ゲームでは一転、サービスゲームを難なくものにし迎えた第4セット、2人の驚異的な粘りでブレイクに成功。このセットを獲得し、勝負の行方は最終セットに託された。このセットに入っても均衡した展開は続く。第6ゲームに柚木の強烈なサーブで相手に付け入る隙を与えずキープ。流れをつかみかけた第7ゲーム途中で雨が降りだし試合は翌日に持ち越される。
 台風が過ぎ、太陽が照りつけるコートで行われた第7ゲーム以降の試合。互いにキープが続き、セットはタイブレークにもつれこむ。序盤は相手のミスや、鈴木の正確なストローク、柚木のネットプレーで優位に進める。しかし、相手も強かった。徐々に押される展開となってしまい、タイブレークを4-7でものにできず、悔しい敗戦となった。


<シングルス>

 藪巧光(経4)は、ダブルス終了後すぐにコートイン。第1セットから試合は終始相手ペースで進み、苦しい展開が続いた。第1ゲームからブレイクを許すも、次ゲームでブレイクバック。そのまま流れを取り戻すように見えたが、第5ゲームで相手のコートを広く使ったプレーが勝った。サイドラインぎりぎりに攻め込むストロークに対応できず、このゲームを落としてしまう。そのまま流れが変わることなく、2-6で第1セットを落とした。続く第2セットでは序盤から相手のペースに。一時は4ゲーム差をつけられるも粘り強く戦い、3ゲームを連取したものの、追い上げかなわずストレート負けとなった。 

 S6に登場したのは楠原悠介(経4)。台風一過のうだる暑さの中始まった第1セット。握れば握るほどグリップが汗で滑り、楠原らしくないミスショットが増えた。ポイントを取られては取り返すきっ抗した展開は、タイブレイクへともつれ込む。どちらも譲らない一進一退の攻防の中、最後に執念を見せたのは楠原だった。ポイント8-8から連続でポイントを奪い、このセットをものにすると力強く拳を握った。迎えた第2セットでは、掴んだ流れを簡単には手放さなかった。第3ゲーム以降は相手に3ポイント以上与えない完璧な試合運びで6-1で破り、ストレート勝ち。欲しかった白星を見事にものにした。

  S3出場となった賀川稜太(社3)は自身の力を存分に発揮し、勝利を収めた。第1セットでは第3ゲームでブレイクに成功すると、相手の弾む打球に対して賀川も高い打点からアグレッシブにストロークを打ち込み、このセットを6-2で先取。第2セットでは第2ゲームでブレイクを許すも、次ゲームでブレイクバックに成功。セット後半は積極的に前に出てボレーを決めるなど幅広いプレーを見せ、6-2でストレート勝利を飾った。

  S5出場の中川舜祐(社2)は慶大主将・福田真大と対戦。ファイナルセットまでもつれ込む接戦となるも、勝利はならなかった。第1セットは中川のペースだった。得意のフォアハンドストロークで左右に揺さぶり相手のミスを誘う。第4ゲームをブレイクすると、第1セットはそのまま流れを渡すことなく6-2で先取に成功する。続く第2セット以降は苦戦を強いられた。序盤からブレイクを許し、3ゲーム差をつけられるもそこから立て直し4ゲームを連取。しかし、相手のフットワークが勝った。5-7で第2セットを落とし勝負はファイナルセットへ。第4ゲームではデュースの末ブレイクに成功したものの、次ゲームでブレイクバックされ再び互角の戦いに。ファイナルセット後半は苦手なバックハンドでのミスが目立ち、4-6で敗戦。勝利はならなかった。

 S2には、雨天順延の影響で当試合がこの日2戦目となった鈴木保貴(スポ4)が登場。試合は終始苦しい展開となった。この日は鈴木自身も試合後「ダメだった」と語ったように、ファーストサーブがなかなか入らず、第1セットの第1ゲームをいきなりブレイクされ、その後第5、第7ゲームもブレイクされる一方的な展開に。結局2-6でこのセットを落とす。
 どうにか苦境を打破したい続く第2セット。相手の多彩な攻撃に翻弄され、なかなか打ち崩せない。持ち味のスタミナで果敢に食らいつくが、最後まで流れを変えることはできず、結局このセットも奪われ悔しい敗戦。チームの勝利はシングルス1の岡垣光祐(経3)に託されることとなった。

  今カード、勝負の行方はS1の岡垣光祐(経3)に託された。「最後は自分にかかっていたのはわかっていたのですが、もっと気持ちを前面に出していくことができなかった」(岡垣)。試合後、悔しそうに語った法大エースの口からは、このような言葉がこぼれた。インカレ単覇者・今村昌倫と粘り強く戦うも、王者の壁は高かった。

 試合は第1セットから激しい打ち合いが続いた。第2ゲームでは4度のデュースの末、苦しみながらも自身のサービスゲームをキープ。次ゲームではラブゲームでブレイクに成功するも、慶大・今村は強かった。第4ゲームでは岡垣のストロークミスが目立ち、ブレイクバック。第5、6ゲームでもブレイク、ブレイクバックと互角の戦いが続いた。流れが変わったのは第8ゲームだった。15-15から連取を許し、このゲームをブレイクされるとそのまま今村が取り切り、3-6で第1セットを落とした。
 後がない第2セットも、わずかなミスが試合の流れを左右した。第5ゲームではサーブのミスが目立ち、岡垣の表情が曇る中で、ロングラリーを制した今村がこのゲームをブレイク。それでも第8ゲームには0-40からストロークで左右に振り、今村をコート端に追い込み、コート手前にドロップショットを放つなど岡垣らしいプレーが戻ってくる。このゲームでブレイクバックに成功するも、次ゲームで再びブレイクを許した。第10ゲームで取り返すも、第11ゲームではサーブのミスが目立ち、今村がこのセットで3度目のブレイク。流れを引き寄せることができず5-7で敗戦し、法大の敗戦が決まった。
 「足が動かん」。試合中思わずこぼれた岡垣の弱音は、仲間たちが消した。「光祐、足は動かすもんだ」。決して万全の調子とは言えない岡垣に対し、コート外の仲間たちからこのような声が飛んだ。王座進出が遠のく、手痛い敗戦となった慶大戦。それでも両エースがチームの勝利をかけ挑んだこの一戦には、試合後今カード一番の拍手が沸き起こった。